最終話  最後の願い

togu_55.jpg 承鄞が7日間眠り続けたのちにようやく目覚めると、高顕が西州王の曲天澤(きょくてんたく)と結託し、謀反を企てているとの知らせが入る。高顕は西州だけでなく丹蚩も味方に引き入れ、豊朝を倒そうとしていた。小楓は兄に戦をやめるよう説得するが、曲天澤は「西州の威信を取り戻し、妹の敵を討つ」と言って取り合わない。両親の墓前で、自分が西州へ戻ったことは間違いだったのかと悩む小楓に、アドゥは過去を忘れて西州のために生きるべきだと進言する。