5月25日放送  行政のデジタル化最前線

ゲスト:吉田 泰己(経済産業省商務情報政策局 情報プロジェクト室長 / デジタル庁企画官)

2021年9月に菅義偉政権の目玉政策の一つとして創設されたデジタル庁。これまで中央省庁や地方自治体は、独自で築いた個別の情報システムを使用していた為、組織をまたいだデータの共有が効率的且つスムーズではなかった。それが顕著に表れたのが、新型コロナウイルスによる給付金手続きや持続化給付金の支給の遅れで、国民生活に大きな混乱をもたらした。世界に比べ大きく遅れをとっている日本のデジタル行政。その問題点を改善し行政DXを推進する機能としてデジタル庁には大きな期待が寄せられている。今回は、日本の行政がいかにデジタル化に乗り遅れているかを指摘し、自らその推進に取り組むキャリア官僚の吉田泰己氏をゲストに、現在の日本行政のデジタル事情について話を聞く。