第5話  

shinju_05.jpg 種彦との縁談がなくなり、瑠璃子は勝平のところへ挨拶にいく。すると、勝平は、種彦から瑠璃子を譲ってもらった、自分と結婚してほしい、と不敵にもプロポーズする。瑠璃子は勝平を平手打ちして飛び出していく。徳光のもとに、以前秘書をしていた木下が、掛軸の鑑定を頼みにくる。調べてみると、五百万はする逸品だった。そこへ、むら枝が借金の取立てにやってくる。追いつめられた徳光は、掛軸を売って、返済にあてる。そして、木下には、掛軸は偽物だった、と嘘をついて言いくるめる。実は、その掛軸は勝平のもので、木下は勝平に頼まれて、一芝居打ったのだ。