第6話  

shinju_06.jpg 木下が、預けた掛軸を返してほしい、と徳光のもとに来る。徳光は何とか言い逃れようとするが、木下は徳光がそれを骨董屋に売ったことを知っていて、その掛軸の持ち主が勝平であることを告げる。勝平の仕掛けた巧妙な罠にはまったのを知り、慄然とする徳光。翌日、徳光は勝平に呼び出され、掛軸の件で脅迫される。徳光は土下座までして謝るが、勝平は意に介さず、瑠璃子を妻にほしい、と要求する。徳光は潔く罪に服す決心をするが、瑠璃子は父親を罪人にするのはいたたまれない。勝平が再び、光一の展覧会場に現れ、パトロン気分で、光一の絵を全部買っていく。