第1話  二聖を巡る争い

soukaden_01.jpg 中和(ちゅうわ)元年、軒忠(けん・ちゅう)皇帝は原(げん)家と竇(とう)家の後ろ盾で東庭(とうてい)王朝を開くが、やがて皇位を狙う竇家と暴政を憎む原家は対立し、両家は覇権争いを繰り広げることになる。その争いはやがて、兵法・天文・地理に長けた花斌(か・ひん)と金谷(きん・こく)真人の二聖を奪い合う争いへと激化していく。花斌は妻と双子の娘・木槿(もくきん)と錦繍(きんしゅう)とともに、山奥の村でひっそりと暮らしていたが、ついに居場所が知られてしまう。