第23話  

shinju_23.jpg 勝平の葬儀から数日後、瑠璃子が実家へ行くと、直也が訪ねてくる。シンガポール行きが迫った直也は、瑠璃子を一緒に連れて行こうとするが、種彦の裁判のことが気にかかる瑠璃子は二の足を踏む。瑠璃子はまた、美奈子から、ずっと一緒に暮らしてほしい、と涙ながらに訴えられる。初七日の法要を終え、気持ちが落ち着いてきた瑠璃子は、直也とシンガポールへ行く決心をする。四日後、思い出の伊豆の旅館で、直也と落ち合う約束をする。当日、徳光に見送られて家を出た瑠璃子は、直也のことを思いながら、車に乗る。が、突然、思いもよらない出来事が......。