第26話  

shinju_26.jpg 青木の葬儀で、直也は瑠璃子と再会。瑠璃子から「振鈴館」の名刺を差し出される。瑠璃子は荘田家で美奈子と暮らしていた。美奈子は新人女優。瑠璃子は四年前の交通事故は美奈子が仕組んだものではないかと疑っていた。翌日、直也は青木の遺言をはたすために、「振鈴館」へ行く。吉原にあるその店は娼館で、直也は驚く。瑠璃子は店の経営者で、店のサロンには、瑠璃子を崇拝する大学教授や芸術家たちがたむろしていた。青木もその一人だった。やがて、瑠璃子が皆の前に現れる。青木の死を深刻に受けとめていない瑠璃子に、直也は青木のノートを手渡す。