第99回  夏も近づく新緑の宇治~平等院、宇治神社、宇治上神社、興聖寺~

今回は、新緑がまぶしい季節に茶どころ・宇治を訪ね、歴史ある高級茶葉の産地に点在する名所旧跡をめぐる。
まず初めに訪れるのは、宇治を象徴する存在とも言うべき世界遺産・平等院。国宝・平等院鳳凰堂は、十円硬貨の図柄としても知られ、藤のシーズンには毎年多くの観光客で賑わう。藤原頼道の夢を具現化したという鳳凰堂を存分に堪能した後は、境内にある茶房へ。日本茶インストラクターが茶房長を務めるというだけあって、本格的な味わいの宇治茶が楽しめる。
次に向かうのは、平等院の対岸に位置する宇治神社。正しい道へと導いてくれる「みかえり兎」のご利益を求めて、参拝客の間で「兎さんめぐり」が人気を博している。さらに隣接する宇治上神社にも足を延ばし、日本最古の神社建築である国宝・本殿で宇治の歴史に触れる。
最後に訪れるのは、宇治茶まつりで「茶壷口切の儀」が行われる興聖寺。中国風の山門が出迎えてくれる禅寺で心静かにゆったりと過ごし、まばゆいばかりの光に包まれた宇治の旅を締めくくる。

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