第34話  

shinju_34.jpg 瑠璃子の着物と首飾りを身につけた夕子と話しているうちに、直也の中で、夕子と瑠璃子のイメージが重なる。直也は瑠璃子の名を呼びながら、夕子と結ばれる。一方、瑠璃子も不思議な幸福感に包まれる。翌日、直也が出勤すると、登美子が待ちかまえていて、狂乱したように泣き出す。憮然として、登美子を追い返す直也。登美子は瑠璃子への復讐について、美奈子に相談する。美奈子は登美子が直也と結婚したのが間違いだといい、離婚を勧める。数日後、登美子は素性を隠して瑠璃子に会い、店で働かせてほしい、と頼む。瑠璃子は自由契約で雇い入れることにする。