第37話  

shinju_37.jpg 瑠璃子に会うのがためらわれる直也は、水揚げの支度金、六十万を美奈子に託す。それを瑠璃子の店に届けに行った美奈子は、思いもよらない登美子の姿を見かけ、唖然とする。その日、登美子は瑠璃子の取り巻きたちから、直也が夕子を水揚げしたことを知らされる。嫉妬のあまり、登美子は夕子につかみかかる。翌日、美奈子は直也を訪ね、登美子の仕事のことをそれとなく話題にする。何も気づいていない直也に、美奈子は面白いことがあるから瑠璃子の店へ行くようそそのかす。