第39話  

shinju_39.jpg 徳光が息を引きとる。瑠璃子に、「万難を排して直也と愛し合うんだ!」と言い残して。直也は徳光の葬儀に列席する。瑠璃子は会いたい気持ちを直也に伝え、吉原の店に来てほしい、と懇願する。それからまもなく、直也が瑠璃子の店にやってくる。夕子を指名するが関係は持たずに、瑠璃子と話をして帰る。その直也の姿を見かけた登美子は驚愕し、ますます自暴自棄になる。帰宅した登美子は直也をたたき起こし、血走った目で瑠璃子との関係を追及する。直也は体の関係を否定、魂の愛を主張するが、かえってそれが、登美子を逆上させる。