第12話  宿敵に接近

houitensai_12.jpg 紀衡は田七のかわいそうな生い立ちを思い出して胸を痛めていた。しかし、彼にいくら紀邸に来た理由を聞いてもはぐらかされるばかりだった。一方、紀衡から令牌をもらった田七は自由に町へ出入りできるようになる。彼女はある店で孫従瑞の息子が暴れているのを見かけた。そして阿征に遭遇すると、彼に問い詰められて女だということを認めてしまう。
2人が阿征の友達の鄭少封(てい・しょうふう)と飲み屋で遊んでいると、孫従瑞の息子・孫潘も現れ、田七は彼と賭けをすることになる。賭けに勝った田七は罰として孫潘に恥をかかせる。