第18話  追放先は畑

houitensai_18.jpg 生薬畑に左遷された田七は毎日力仕事をしていた。田七は暑さと疲労で気を失い、その事はすぐ紀邸にも伝わった。田七がいなくなった紀衡は、以前のように眠れぬ日々を過ごし、昼間でも心ここにあらずの状態であった。田七は自分の作った美容軟膏が売れると確信し、丁志と美容膏の販売を始める。田七が倒れたと聞き、心配してかけつけた紀衡は、彼が元気に美容膏を売っているのを見て憤慨する。
丁志は早く紀邸に帰れるように寧児と紀夫人に美容膏を贈る。