第35話  天下は民心にあり

soukaden_35.jpg 南国皇帝は豫(よ)王府の財産を奪うため、水害被害の救済を名目に勅令を出す。皇帝の暴挙に激怒する段月容に対し、木槿は平和を取り戻す好機だと言い、妙案を思いつく。非流は非雲から暴言を浴びせられるが、父には言わないでほしいと初一(しょ・いち)に告げる。その様子を見ていた原青江は、嫡子だけに許されている麒麟の首飾りを非流に贈る。その頃、木槿は利益配分を変更するため、江(こう)州へと向かっていた。