8月8日~8月12日

8月8日(月)
「日本人拘束!クーデタ―から1年半のミャンマー情勢」

ゲスト:根本 敬(上智大学総合グローバル学部教授)、野嶋 剛(ジャーナリスト / 大東文化大学教授)
解説:太田 昌克(共同通信編集委員)

軍事クーデターから8月1日で1年半が経過したミャンマーで、軍政への抗議運動を取材していた、日本人ジャーナリストが拘束された。軍事政権による抗議運動への弾圧は苛烈を極め、人権団体によると殺害された市民は2000人を超えたという。
早期正常化に向けASEAN(東南アジア諸国連合)による仲介の努力もなされているが、国軍の強硬姿勢に阻まれ手詰まり感が...。さらに、アウンサンスーチー氏の側近ら4人の死刑執行を強行、戒厳令を延長するなど、軍政の更なる強硬化が目に付く。その背景には、中国、ロシアによる支援や連携強化の動きがあるというが...。
果たしてミャンマーの現状は?今後の行方とは?専門家と共に読み解く。


8月9日(火)
「中国にすり寄るプーチン氏  バイデン政権の対ロ戦略は?」

ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団上席研究員)、畔蒜 泰助(笹川平和財団主任研究員)

ロシア軍が侵攻するウクライナでは、東部から南部をめぐる攻防が激化する。
こうした戦況の中、東アジアを歴訪した、ペロシ米下院議長が台湾を訪問。反発した中国が大規模軍事演習を始めた。これに、ロシアも即座に反応し、中国の行動を支持。プーチン政権は、「ウクライナ紛争の責任も米国にある」と、米国を「主敵」とみなし、中国と共闘の構えを見せる。
一方、バイデン米政権は、中国・ロシアの「二正面戦略」の中で、長期化するウクライナ問題に、今後どう対処していくのか?プーチン大統領に戦争をやめさせる方策はあるのか?
米国とロシアの専門家に、「対ロシア バイデン政権の選択肢」を聞く。


8月10日(水)
「岸田内閣改造の目玉は? / 観光を景気回復の起爆剤に!」

ゲスト:熊野 英生(第一生命経済研究所首席エコノミスト)、鳥海 高太朗(航空・旅行アナリスト)、田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)※冒頭電話出演

岸田首相はこの日、内閣改造と自民党役員人事を行う。新閣僚、党役員の目玉人事は?想定よりも1カ月近い前倒しの背景は?政治ジャーナリスト・田﨑史郎氏が徹底分析する。
また、3年ぶりとなる行動制限なしのお盆休み。国内観光はコロナ禍前の需要には及ばないものの去年を大きく上回り、回復傾向にある一方、訪日外国人観光客によるインバウンド需要は低迷したままだ。国内旅行・観光業を景気回復の起爆剤とするには何が必要か?観光立国日本を立て直す道を専門家と探る。


8月11日(木)
「安倍元首相『国葬』に賛否 岸田首相の思惑は」

ゲスト:御厨 貴(政治学者 / 東京大学名誉教授)、井上 寿一(学習院大学教授)

先月8日、国政選挙の最中に安倍元首相が凶弾に倒れ、日本のみならず世界中に衝撃が走った。岸田首相は、銃撃から間もなく、安倍元首相の葬儀を「国葬」で行なうことを表明した。既に、米国のオバマ元大統領、ドイツのメルケル前首相、フランスのマクロン大統領ら、諸外国の要人が出席する方向で調整しているという。
そもそも、なぜ「国葬」なのか...。今回の決定のプロセスを疑問視する声が、野党議員からだけでなく、国民からも上がっている。
戦後、吉田茂元首相以来2例目となる「国葬」について、歴史を振り返り、専門家と考える。


8月12日(金)
「百歳までピンピン歩くための足ケア / 捨てられない?!遺品&生前整理のポイント」

ゲスト:高山 かおる(医師 / 足育研究会代表)、上野 貴子(株式会社ワンズライフ代表取締役)

毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
新型コロナウィルスの感染が拡大している。接触確認アプリ「cocoa」は今?役に立っているのか、そうでないのか?cocoaの現状を解説する。
また、百歳まで自力で歩くには、早い段階から足のケアをすることが大事だという。立ち方、歩き方、座り方など、日常生活の中でできる足の健康法を専門医に伝授してもらう。
そして40代以上の子世代だけでなく、その親世代も頭を悩ます「実家じまい」。高齢の親の生前整理、遺品整理にまつわる悩みを解決してきた専門家に、後悔しない実家の終い方について話を聞く。