第57話  

shinju_57.jpg 頼子が学校帰りの優をつかまえ、直輔のところへ連れて行く。感涙にむせびながら優を抱きしめる直輔に、優も無邪気になつく。直也は瑠璃子に謝りの電話をかけ、優と話をさせる。優は直也のところが気にいったらしく、帰りたくないという。瑠璃子は傷つき、眠れぬ夜を過ごす。翌日、瑠璃子は優の身の回り品をまとめて直也のもとへ持って行く。そして、意を決して、直也が父親であることを優に打ち明ける。優は素直にその事実を受け止め、直也のもとで暮らすことに同意する。その夜、優のいない空虚さに、瑠璃子は耐え切れず嗚咽。優を手放したことを後悔する。