第7話  便所の神様

hanayome-noren_07.jpg 奈緒子(羽田美智子)を心配し、母親の美也子(大森暁美)が金沢にやって来る。表面上はニコやかに会話を交わす志乃(野際陽子)と美也子だが、それぞれ言葉の端々にはトゲが。それでも志乃は奈緒子に、美也子を金沢観光に連れて行くよう、おもてなしの心を見せる。
奈緒子は、かぐらや一番のご贔屓のお客様・村田が予約した部屋の床の間に、蔵にある男女一対の人形を飾るよう仲居の弘美(鈴木美恵)に頼まれる。だが、奈緒子が飾った人形は博多人形ではなく、なんと金沢独特の風習の"便所の神様"だった。これまで積み上げてきたかぐらやの伝統と格式が潰され、志乃は茫然自失となり、寝込んでしまう。