9月19日~9月23日

9月19日(月)
「『国葬』・旧統一教会問題... 難題続きの岸田政権」

ゲスト:太田 昌克(共同通信解説委員)、田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)

来月4日で発足1年を迎える岸田政権。7月の参議院選挙までは順風満帆に見えたが...。
内閣改造や党役員人事の刷新後も支持率は上がらず、むしろ「暴落」状態。安倍元首相の「国葬」に関する国会閉会中審査では、首相が自ら出席して説明したが、野党の評価は厳しい。さらに、旧統一協会と自民党議員との関係でも、説明責任が問われる難題が相次いでいる。
次の国政選挙まで「黄金の3年」を手に入れたとされる岸田首相だが、政権を支える屋台骨が根底から揺らぎかねない緊急事態。果たして今後の行方は?第一線で取材するゲストが議論する。


9月20日(火)
「中露結束で米欧に対抗! 習・プーチン両首脳の思惑は」

ゲスト:増田 雅之(防衛省防衛研究所政治・法制研究室長)、湯浅 剛(上智大学外国語学部教授ロシア語学科長)

今月15日、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領の首脳会談が、中央アジアのウズベキスタンで行われた。両首脳の対面での会談は、今年2月以来で、ロシアのウクライナ軍事侵攻後、初めてだ。
会談では、ウクライナや台湾をめぐる問題などで意見を交わし、ともに対立する米国をにらんで、結束を強める姿勢を強調した。
西側諸国と対立が続くプーチン氏は、戦況の長期化で苦戦が続くなか、中国からの支援をどこまで期待しているのか?一方、3期目をにらみ、中国共産党大会を目前に控える習氏だが、「ロシア寄り」の背景には、どんな狙いと思惑があるのか?
中ロ首脳会談から両国首脳の思惑を読み解き、今後のウクライナ情勢に与える影響を検証する。


9月21日(水)
「英国トラス新首相の政治手腕 『鉄の女』再来なるか?」

ゲスト:池本 大輔(明治学院大学 法学部教授)、田中 理(第一生命経済研究所 主席エコノミスト)

今月19日に行われたエリザベス女王の国葬を終え、英国トラス新政権がいよいよ本格始動する。
史上3人目の女性首相であるトラス氏は、これまでに国際貿易相や外相などの要職を歴任した。また、ウクライナへ侵攻したロシアを「世界ののけ者」と呼び、厳しい経済制裁を主張するなど、対ロシア強硬派の急先鋒として知られている。
また、トラス首相は、1979年から90年まで、初の女性首相を務め「鉄の女」と呼ばれたサッチャー元首相を信奉し、その再来と期待されている。
国内ではウクライナ危機の影響で記録的なインフレ(物価上昇)が続き、外交面では、エネルギー問題を盾に欧州各国を揺さぶるロシアへの対応が喫緊の課題となっている。トラス首相は、欧州の結束維持に向け、指導力を発揮することができるのか?
英国の新たなリーダー、リズ・トラス氏の素顔に迫ると共に、その政治手腕を専門家が徹底検証する。


9月22日(木)
「円安・物価高・低賃金... 日本経済復活の処方箋」

ゲスト:加谷 珪一(経済評論家)、上西 伴浩(帝国データバンク 情報統括部長)

原油など資源価格の高騰と急速な円安の影響で、値上げラッシュが止まらない。
来月には食品の値上げがピークを迎え、国内で最多の6500品目を超える食品の値上げが予定されている。さらに、都市ガスや火災保険料などもアップする見通しで、家計への負担が増す。
政府は9日、物価高対策として低所得世帯への5万円給付を決定。さらに、賃上げや経済対策を後押しするための総合経済対策を来月の臨時国会に提出するというが、果たしてこれで国民生活は豊かになるのか?


9月23日(金)
「英国王室から学ぶリーダー論 / イヌの行動の何故?を解説」

ゲスト:谷本 有香(Forbes JAPAN Web編集長)、藤井 仁美(獣医師 獣医行動診療科認定医)

毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が徹底解説する「NEWS勘どころ」、ゲストが独自の目線でニュースに切り込む「クロスアングル」、そして気になる新聞記事を深堀りする「ニュースのツボ」の、3つのコーナーをお届け。
コロナ禍で活況を呈する宅配事業。最近では様々な異業種が参入している。既にある自社の配送システムをうまく活用し、独自の商品を宅配する。進化する宅配事業の今を紹介。
                                  全世界で41億人がテレビやインターネットで視聴したとされる英エリザベス女王の葬儀。英国王室は何故世界から注目され、愛されるのか?英国王室のトリビアを紹介しながら、彼らの帝王学を深掘りする。今の時代のリーダーにとって必要な素養となりうる英国王室の帝王学とは?
さらにはイヌの吠える、噛む、など飼い主たちが『問題行動』と思っている困り事を、原因から分析、解決の道へ橋渡しをする「行動診療」について。いわゆる「しつけ」とは違う臨床獣医学としての行動診療は、飼い主とイヌとのコミュニケーションの質を上げるものだ。イヌの行動を理解できれば、不幸な飼育放棄などが減る可能性も。行動診療専門の獣医師に聞く。