第35話  惨劇の跡

hyobyoroku_35.jpg 血の海と化した天啓(てんけい)城。運命をともにしていた翼天瞻(よく・てんせん)から見放された皇帝は白舟月(はく・しゅうげつ)のもとへ。逃げ出そうとする皇帝に剣を向ける舟月。そこに現れた阿蘇勒(アスラ)は迷うことなく皇帝に斬りかかる。皇帝の亡骸を前に、長公主と雷碧城(らい・へきじょう)は嬴無翳(えい・むえい)を反逆者と決めつける。逃げ延びた阿蘇勒と羽然(う・ぜん)、姫野(き・や)たちは翼天瞻とともに山村に身を寄せる。