第50話  草原への帰郷

hyobyoroku_50.jpg 青陽(せいよう)に戻った阿蘇勒(アスラ)。だが故郷は朔北(さくほく)への対応と王座をめぐって混乱していた。その上、死んだと思っていた蘇瑪(スマ)が今は兄で大君の正室と知り、寂しさを隠せない。賢者、沙翰(シャーハン)から自分の体に流れる青銅の血について知らされた阿蘇勒は忌まわしい運命に身震いしつつも受け入れる。その頃、朔北の狼主(ろうしゅ)は雷碧城(らい・へきじょう)とともに青陽を狙っていた。