第52話  出陣の時

hyobyoroku_52.jpg 阿蘇勒(アスラ)は下唐(かとう)で学んだ兵法で朔北(さくほく)に戦いを挑もうとしていた。青銅の血で狼主(ろうしゅ)の息の根を止めるという阿蘇勒。そんな阿蘇勒の覚悟に叔父の九(きゅう)王も敬意を表する。出陣前夜、蘇瑪(スマ)が訪ねて来る。阿蘇勒を案じる蘇瑪。翌朝、阿蘇勒の行く手に白狼団が立ち塞がる。狼主をめがけて一気に突き進む阿蘇勒。そこに立ちはだかる雷碧城(らい・へきじょう)。