11月28日~12月2日

11月28日(月)
「蔡政権危うし!? 前哨戦の台湾統一地方選を徹底分析」

ゲスト:野嶋 剛(ジャーナリスト / 大東文化大学 教授)、柯 隆(東京財団政策研究所 主席研究員)

台湾で26日、2024年次期総統選挙の前哨戦となる統一地方選挙が行われた。先の総統選では、中国と距離を置く現職の民進党・蔡英文氏が大勝。しかし、今回の統一地方選では、与党民進党は苦戦した。
今回示された台湾の民意は何を意味するのか?蔡政権の対中政策、次期総統選への影響は?現地取材した専門家と共に分析する。


11月29日(火)
「露兵力不足で囚人従軍!苦境プーチン氏を徹底分析」

ゲスト:畔蒜 泰助(笹川平和財団主任研究員)、長谷川 雄之(防衛省防衛研究所研究員)

ウクライナ侵攻から9カ月が過ぎ、ロシア軍が失った兵力の数は、負傷や脱走などを含めると、約10万人に達するという。ロシア軍は、作戦や補給での失態が相次ぎ、戦況の悪化を招いている。
こうした事態に、プーチン政権を側面支援し影響力を強めるのが、民間軍事会社「ワグネル」だ。
新興財閥で、プーチン氏の側近が創設したワグネルは、非合法の「闇の傭兵部隊」や「介入工作」を率いる影の存在だったが、刑務所で囚人から戦闘員を募集して戦地に送り出すなど、ウクライナ侵攻での協力を契機に、表舞台での発言力を強めている。
長期化の中で、ロシア国内ではワグネルなど″愛国勢力"の動きが加速する。プーチン氏はどこまで依存し、戦局を変えようとしているのか?次なるプーチン氏の軍事戦略を徹底分析する。


11月30日(水)
「第8波待ったなし!? ウィズコロナ継続できるか?」

ゲスト:二木 芳人(昭和大学医学部客員教授)、寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科部長・教授)

塩野義製薬が開発した国産初の新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」が、緊急承認を経て28日から本格的に供給が始まった。対象は、12歳以上の軽症・中等症患者で、重症化リスクの低い人でも服用できる。「ゾコーバ」はウィズコロナに向けた早期治療という点で期待されている。
一方、「ゾコーバ」は、妊婦が使用できず、高血圧の治療薬など36種類の薬と併用できないなどの課題もある。
また、全国の新型コロナ新規感染者数は地域差はあるものの増加傾向。専門家からは「第8波に入った」「来年1月まで緩やかに増加」などと指摘されている。
岸田政権は、ウィズコロナを掲げて社会経済活動との両立を進める中で、新型コロナの感染症法上での分類「2類相当」を「5類」へと引き下げるかどうか、検討する意向だ。
本格的な第8波が訪れても、ウィズコロナは継続できるのか?感染症専門医と徹底議論する。


12月1日(木)
「コロナ禍で露呈した国民皆保険制度の課題」

ゲスト:国光 あやの(自民党衆議院議員 / 医師)、島崎 謙治(国際医療福祉大学大学院教授)

新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあり、「第8波」に備えて、警戒しなければならないのは医療崩壊。
そもそも日本は、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入する国民皆保険制度で医療費を支え合っている。国民皆保険制度があるおかけで「いつ・誰もが・平等に」医療を受けられる。しかし、コロナ禍で露呈したのは、世界トップクラスの数を有する「病床」のひっ迫、すぐに外来の受診ができない事態だった。国民皆保険制度の盲点は?さらに、病院経営のジレンマの存在や、制度を維持する財政にも大きな課題が...。
日本の社会保障を考えるシリーズ3回目は、日本が誇る「国民皆保険」を持続可能な制度にするために何が求められるのか、専門家と考える。


12月2日(金)
「『COP27』の歴史的成果と出遅れた日本の現状」

ゲスト:小西雅子(WWFジャパン専門ディレクター)

先月、エジプトで国連の気候変動に関する国際会議「COP27」が行われた。2週間の予定だった会議は、先進国と新興国・途上国との話し合いが続き、2日間の延長の末、先進国が途上国を支援するという歴史的な合意に至り、基金の創設が決まった。一方で、更なる温暖化ガスの排出量削減は見送られた。地球温暖化によるとみられる自然災害が各地で頻発し、人類は危機的状況に追い込まれているという専門家も多い。今回COPは我々にどんな問題を突き付けているのか。そして3度目の化石賞に選ばれた日本は何をしなければならないのか。現地に赴きCOPを取材し続ける専門家に聞く。