第19話  闇に沈む第五皇子

kotaishihi_19.jpg 秦飛羽と師匠・段念児の関係が気になる常楽は、2人のなれ初めに耳を傾ける。若かりし頃の秦飛羽は名の知れた盗賊だった。ある日、盗みに入った段府で段念児と出会い、拳を交わすうちに意気投合し、やがて愛し合うように。将軍の妹である段念児は朝廷の腐敗と黎国の侵攻を見逃せず、秦飛羽を辺境軍へ入隊させていた。