第23話  暗闇に身を投じて

kotaishihi_23.jpg 明け方、朱顔のそばで目を覚ました李衡は挨拶もそこそこに夕顔閣を後にした。皇帝は李衡の宮殿で働く侍女と太監を集め、その証言から李衡が外泊したことを知り、昨夜の陰謀に李衡が関わっていると確信する。実の兄を陥れたことに激怒し、7日間の幽閉ののち辺境への追放を言い渡す。