1月9日~1月13日

1月9日(月)
「2023展望 解散あるか...岸田政権と政局の行方」

ゲスト:橋本 五郎(読売新聞特別編集委員)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

去年夏の参院選挙の後、「黄金の3年を手に入れた」とも言われた岸田首相だが、旧統一教会問題や閣僚の不祥事による相次ぐ辞任、物価高騰による値上げなど課題山積で、内閣支持率は下げ止まらないまま年の瀬を迎えた。
年末押し迫って、防衛費倍増を盛り込んだ安保3文書の改定や原発政策の方針転換など、国の在り方に関わる重要な決断を推し進めた。
果たして2023年の行方は?4月には統一地方選、衆議院3補選の審判が待ち受ける。5月の広島G7サミットは「サミット花道論も...」とまで囁かれ、視界不良なままだ。さらに、解散・総選挙はあるのか?今年の岸田政治と政局を展望する。


1月10日(火)
「2023展望 景気は良くなる?世界&日本経済大予測」

ゲスト:吉崎 達彦(双日総合研究所チーフエコノミスト)、熊野 英生(第一生命経済研究所首席エコノミスト)

今年の日本経済を大予測。年明け最初の取り引き、東京株式市場の大発会は、日経平均株価の大幅な下落でスタート。景気減速への懸念が改めて意識された。
こうした中、今年最大の注目点は4月に任期を迎える日銀の黒田総裁の後任人事だ。デフレ脱却を目指して異次元の金融緩和を続けてきた「黒田バズーカ」。新体制で金融政策の修正はあるのか?
また、世界を見るとインフレ退治で利上げを進める米国。景気減速が懸念される中国や出口の見えないウクライナ情勢など課題は多い。
日本では円安・ドル高の影響で、食品や日用品の値上げはいつまで続くのか?賃金上昇に期待は持てるのか?世界経済の動向と長期停滞にあえぐ日本の活路を探る。


1月11日(水)
「2023展望 ウクライナ戦線 春に向け攻防激化か?」

ゲスト:高橋 杉雄(防衛研究所防衛政策研究室長)、小谷 哲男(明海大学教授)

2023年もウクライナでは一進一退の攻防が続く幕開けとなった。
プーチン大統領が、ロシア正教のクリスマスに合わせ、ロシア軍に命じた36時間の「一方的停戦」は、8日午前0時(日本時間同日午前6時)に終了。停戦期間中も各地で激しい交戦が続き、停戦は履行されなかった...。プーチン氏の狙いは何だったのか?果たして、大規模攻撃をかけるのか。
一方、アメリカとドイツはウクライナに「歩兵戦闘車」などの供与を約束した。西側諸国の軍事支援を受けてウクライナは、「春に大規模攻勢」を計画していることを明らかにしている。
戦闘が長期化する中、岸田首相は6日、ゼレンスキー大統領との電話会談で、首都キーウ訪問を要請されたことを明らかにし、「諸般の状況も踏まえ検討したい」と述べた。今年5月、広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)を開催し、議長国を務める日本は、侵攻を止めないロシアに対してどのような姿勢を示すのか? ウクライナ情勢の行方を専門家と展望する。


1月12日(木)
「自公政権復帰10年 難局の通常国会にどう臨む?」

ゲスト:北側 一雄(公明党副代表)、岩井 奉信(日本大学名誉教授)

年頭所感で「先送りできない問題に正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく」と表明した岸田首相。年の瀬に、安保3文書の改定や原発政策の方針を大転換。閣僚の相次ぐ辞任で、内閣支持率は過去最低を更新した岸田政権。低空飛行のまま長丁場の通常国会に突入する。
通常国会では、増税を伴う防衛費倍増と反撃能力の保有、異次元の少子化対策、さらには物価高に対する経済対策などの論点で、国会が紛糾することは必至。岸田政権にとって難局の通常国会、連立を組む公明党は存在感を発揮し、政権の安定へと導くことができるのか?公明・北側副代表に聞く。


1月13日(金)
「ハツラツ脳で楽しく生きる / "新しい大人"消費に期待」

ゲスト:和田 秀樹(精神科医)、阪本 節郎(人生100年時代 未来ビジョン研究所所長)

毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が独自の目線でニュースに切り込む『クロスアングル』と、『ニュースの雑学』の2つのコーナーをお届け。
『ニュースの雑学』のコーナーでは「暴力団は今どうなっている?」について。茨城県警が公開した暴力追放動画などを紹介しつつ、暴力団の現状を解説する。
『クロスアングル』では、ベストセラー『80歳の壁』の著者である和田秀樹医師に、新著で提唱している「ハツラツ脳」について聞く。脳の劣化を防ぎ、楽しく生きるために必要なこととは何か?「ヨボヨボ脳」を「ハツラツ脳」に変えていく方法も紹介する。
もう一つの『クロスアングル』は50代以上の"新しい大人"世代の消費について。貯蓄高も高く消費意欲旺盛の世代の消費は時代をけん引する力もあるという。大人世代の消費傾向を解説しながら、今年の市場の傾向を分析する。