第113回  家康ゆかりの京をめぐる~伏見城・二条城・金地院~

2023年の大河ドラマの主役として取り上げられ、あらためて注目される徳川家康と京都の関係についてスポットをあてる。
まず最初に訪れるのは、西日本における家康の拠点であった伏見城を模して造られた伏見桃山城。秀吉・家康が天下を治め、日本の中心地となった伏見とは当時どんな場所だったのか。伏見城の遺構が数多く残る御香宮神社にも足を延ばし往時を偲ぶ。
次に訪れるのは、家康が築城した二条城。将軍宣下を受けた家康が二条城を造った真の理由とは!?
続いて訪問するのは家康の顧問官として活躍した以心崇伝ゆかりの禅宗寺院・金地院。「黒衣の宰相」の異名を持つ以心崇伝は、武家諸法度の起草など江戸幕府の基礎をなす立法に敏腕を振るった人物として知られる。境内には、東照大権現を祀る京都で唯一現存する権現造り様式の社殿・東照宮の他、狩野探幽・尚信兄弟や長谷川等伯が描いた襖絵、快慶作の地蔵菩薩、小堀遠州作庭の庭園、京都三名席の一つ「八窓席」など、見どころ満載。
さらに番組では、方廣寺鐘銘事件の真相や家康と京の豪商との関係など家康の意外な一面も紹介。家康ゆかりの京の地をめぐり、天下人の生涯に思いを馳せる。 

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