第5話  求婚者現る

yumeorihime_05.jpg 班婳との結婚を願う書生が屋敷の前で居座るように。黒い衣で立ち尽くすその書生・沈鈺(しんぎょく)を見た班婳の母は、彼こそ娘の夢に現れた新帝だと信じ、科挙で3位以内に入ったら嫁がせると告げる。だが、沈鈺は虎符の行方を捜す石崇海右相国(せきすうかいうしょうこく)の手下だった。それぞれに思惑のある容瑕や班恒たちも沈鈺と班婳の縁談を破談にさせるべく奮闘する。そして科挙当日。沈鈺は石崇海の根回しで第3位に。不審に思った容瑕は沈鈺を調べるよう配下に命じる。