第2話  友情と約束の証し

ookamidenka_02.jpg 馬府の客人である夏侯義(かこうぎ)が、その血肉を薬にしようと狼の子に刃を向けた次の瞬間、何者かに殺される。そこへ駆けつけた馬瑛が見たものは、狼の子を連れ去る狼仔(ろうし)の姿だった。すぐに馬家軍が狼狩山を捜索し、狼仔は捕らえられてしまう。しかし馬摘星が振る鈴の音を聞いたとたん、怪力を発して檻を破る。このまま山にいれば狼仔が危ない。馬摘星は心を鬼にして、狼仔を冷たく突き放す。独自に下手人捜しをすると、思わぬ人物が名乗り出て...。