第20話  悪夢に胸騒ぎ

yumeorihime_20.jpg 斉(せい)州から飢饉を逃れた多くの被災民が都に流れ着く。右相国(うしょうこく)の石崇海(せきすうかい)は、被災民の中に、自らが死に追いやった斉州の長官、趙(ちょう)氏の息子がいると見込む。石崇海は、自分の汚職を訴える血書の存在を消すため、雲慶帝より命じられた焼き鶏の無償提供を通じて、趙氏の息子を捜し始める。ある日、班婳は班淮(はんかい)が誰かに襲われる夢を見て胸騒ぎを覚える。同じ頃、班淮は参内した際に、雲慶帝から左相国(さしょうこく)の就任について打診されるのだった。