第19話  悲しい事故

階段から転げ落ちたしのぶは流産する。千鶴子は自分を責めるが、皆の前では悪ぶった態度をとる。
千鶴子はそっとしのぶの病室へ行き、眠っているしのぶの手を握りしめる。それを見た静子は千鶴子の心根の優しさを知る。
新太郎が病院へ駆けつけてくる。かけがえのない命を失い、新太郎としのぶは手を取り合って泣く。
千鶴子は裕喜に事故のいきさつを話す。そして、自分など生まれてこなければよかったと自暴自棄になる。
千鶴子は意を決して新太郎に転落事故の真相を打ち明けようとする。しのぶはあくまでも自分の落ち度だと主張。謝るきっかけを失った千鶴子は、ますます辛くなる。