第22話  18年間の嘘

しのぶの退院が明日に決まる。千鶴子はしのぶの退院祝いを計画する。が、しのぶは大袈裟なことは嫌だと言って二の足を踏む。がっかりした千鶴子は静子を裕喜の店に誘う。しのぶは本当に自分を許してくれたのだろうか、と不安な気持ちを静子に告白する。静子からやさしい言葉をかけられ、千鶴子は思わず、涙がこみあげてくる。 耕造は千鶴子の血液型を確かめ、静子の子だという確信を強くする。翌日、耕造は静子に真実を話してほしいと訴える。隠し切れなくなった静子はついに、赤ん坊をすり替えたことを告白する。その会話を、退院したしのぶが聞いていた。