第15話  懐かしの洞窟で

ookamidenka_15.jpg 渤王は宴客の面前で馬摘星の舞を酷評し、激しく罵った。さらに渤王から耐えがたい辱めを受けた馬摘星は、傷心のまま狼仔(ろうし)との思い出の詰まった狼狩(ろうしゅ)山をさまよう。疾沖は、以前聞いた馬摘星の言葉を頼りに、狼狩山の洞窟で彼女を発見。しかし、それより先に、渤王は行き倒れていた馬摘星を見つけ、安全な洞窟で介抱していたのだった。馬摘星は、疾沖に苦悩を打ち明けると、朝廷や馬家軍のために渤王との愛のない結婚を受け入れる決意をする。