第17話  義兄弟(きょうだい)の確執

ookamidenka_17.jpg 長年、人質となっていた楚有禎は解放されたが、迄貚まで迎えに来た渤王に反抗的な態度を見せる。その頃、都では允(いん)王妃の密告により、允王が耶律宝娜を利用して渤王を亡き者にしようとしたことが発覚していた。急ぎ都に戻った渤王らの前で允王は罪人として皇陵に送られる。兄が捕らわれた姿を見た楚有禎は皇帝であり父である楚馗に赦免を願い出るが楚馗は許そうとしない。もともと渤王に不信感を抱いていた楚有禎は、楚馗に対する反感をも募らせる。