第20話  あの頃のように

ookamidenka_20.jpg お忍びで奎州城を歩く馬摘星と渤王は、偶然酒楼の方(ほう)店主と娘の紅児(こうじ)に再会する。紅児は渤王に投げつけられた言葉により人を寄せつけない孤独な少女となっていた。そこで馬摘星は一計を案じ、紅児を子供たちと遊ばせる。遊びのさなか渤王の顔を見た紅児から、かつて酒楼を借り切った男と馬摘星が共にいる男が同一人物だと聞いた方店主は、馬家一族惨殺との関わりを怪しみ馬峰程(ばほうてい)に報告。一方、都では渤王と馬摘星の関係を知った楚馗が激怒していた。