第24話  王府の絆

ookamidenka_24.jpg 文衍(ぶんえん)の犠牲により、楚馗はすべてが遥姫の陰謀であったと信じた。馬摘星は牢を出され、入れ替わりに遥姫が投獄される。渤王府にもいっときの穏やかな時間が戻るが、馬摘星に対する楚馗の殺意は完全に消えてはいなかった。泰保営攻めが近づく中、馬家軍は将軍である馬峰程をはじめ、多くの兵が瘴気(しょうき)に侵されていた。馬瑛の敵討ちを心に誓う馬峰程は溍への復讐を果たすため、都に疫病の状況を報告し援軍の派遣を要請するが...。