第25話  婚礼の予行

ookamidenka_25.jpg 馬摘星を馬家軍もろとも始末するようにと楚馗に命じられた渤王は、行き場のない気持ちを抱え、ひとり涙する。感情を押し殺し、渤王は前線へ向かう馬摘星のために戦術を教え、特製の鎧を与えて「何があっても生きろ」と伝える。その夜、壮行の宴を催すと花嫁衣装に身を包んだ馬摘星が目の前に現れる。渤王は婚礼の予行に付き合うものの、夫婦による拝礼は拒み、ただ口づけを交わすのだった。一方、疾沖は馬府が襲われた真相にたどり着いていた。