第32話  生きる道

yumeorihime_32.jpg 一家が没落する夢を再び見た班婳。班家は都を離れようとするが、容瑕の献策により屋敷や財産をすべて差し押さえられてしまう。かつて山中に埋めた財宝を掘り出しに行くものの、箱の中は1枚の文のみになっていた。班婳は容瑕の仕業だと疑う。石晋が用意した屋敷に入った班家は今までの贅沢を改め、鶏や野菜を育てるなどして倹約に努める。斉(せい)州の地では凶作により飢餓民が反乱軍と化していた。班婳はある決意を胸に、朝堂へ向かう。