第32話  公主の姿絵

ookamidenka_32.jpg 渤王は屛芫公主を名乗る女を罠(わな)にはめて偽者だと見破る。その正体はかつて公主に仕えた侍女であった。実は馬摘星は偽者と承知の上で溍王と手を組んでおり、策が失敗した際は1人で責任を負う覚悟だった。屛芫公主の顔を知る元宮廷絵師を渤王が捜す一方で、疾沖は証拠を奪おうとする。そこで渤王を足止めするため、腰帯を巻き合い愛の証しを交わす芝居に耐える馬摘星。おかげで無事に天幕を抜け出せた疾沖は、絵師から姿絵を奪うが...。