第38話  民のために戦え

yumeorihime_38.jpg 決戦の火ぶたが切られた。容瑕の矢が人質となった班婳の左胸に突き刺さる。班家軍は猛攻。蒋洛は謝重錦の投降の提案を一蹴するものの、すごすごと引き下がられて戸惑う。石飛仙の献策により班大将軍の元配下を城門に配するが、そこに死んだはずの班婳が現れる。亡き班大将軍の信念を新たにした老将は自ら開門、班婳は兵を従え大月宮に乗り込む。戦いを制し、皇太子を皇帝に推戴した班婳と容瑕。しかし皇太子の口から思いがけない言葉が飛び出す。