第33話  皇女の証

ookamidenka_33.jpg 屛芫公主の姿絵に加え、公主が残した石玉が決定的な証拠となり、馬摘星こそが前朝の血筋を引く皇女であると証明された。恩人を裏切ることができない迄貚王は煬国に援軍を送る盟約を破棄し、楚馗を激怒させる。楚馗は、楚有禎を負傷させ、援軍獲得に失敗した罰として、狼骨(ろうこつ)花の汁の付いた鞭で渤王を打つ。溍国では、溍王が馬摘星を国主として擁立することを提案するが、朝廷内では若い馬摘星の力量に不安を抱く魏(ぎ)王と大臣たちが反対の声を上げた。