第43話  鬼の父の涙...

澄夫と喧嘩をして病院へ運ばれてきた男を見て、しのぶは愕然とする。何年も音信不通だった育ての親・龍作だった。医者になったしのぶを見て、龍作は目を丸くする。
龍作の怪我は軽傷だった。飯場で寝泊りしていたという龍作は、帰る場所がないからしばらく入院させてほしい、としのぶに泣きつく。
しのぶは静子が亡くなったことを龍作に告げる。龍作は静子に許しを請いながら号泣する。龍作は千鶴子の身の上も気にかける。
しのぶは龍作との再会を大丸家の人たちには言えなかった。新太郎は千鶴子に龍作を会わせないほうがいいと忠告する。
翌朝、龍作が病室からいなくなる。