第37話  降り注ぐ矢の雨

ookamidenka_37.jpg ついに柏欀の大戦が始まった。ある大きな決意を胸にただ1人、ゆっくりと歩を進める渤王。馬摘星への深い愛を持って、降り注ぐ矢の雨を浴び続ける。馬摘星は敵討ちを果たすべく戦場に身を投じるが、力及ばず倒れてしまう。若い命を散らしかけた馬摘星を救ったのは、満身創痍の渤王であった。渤王は深手を負った馬摘星を抱きかかえ戦場を抜け出す。一方、楚馗の軍営を攻めていた疾沖は馬摘星の危機を知り、慌てて捜索に乗り出す。