第47話  つかの間に願う永遠

ookamidenka_47.jpg 渤王は馬摘星と2人きりで、しばし穏やかな時を過ごす。しかしその胸には、愛する者たちのために身命を賭して允王を倒す覚悟が秘められていた。残された時の短さを思い、後に残す馬摘星の身を案じる渤王。夢枕に第1皇子が立ち、胸には一抹の不安がよぎる。その頃、皇宮では遥姫の留守を預かる子神(ししん)の元を太監(たいかん)の張錦が訪れていた。張錦は允王が挙兵したことを告げると、いずこからか計画が漏れたのではと問う。思わず渤王の名を口にする子神だが...。