第2話  母娘(おやこ)の別れ

huukikasho_02.jpg 安氏は約束どおり褘衣の刺繍を直して卓錦娘に手渡した。見事な褘衣を手にした卓錦娘と林尚服は意気揚々と楊妃の元を訪れ、尚服局からの贈り物として褘衣を楊妃に献上しようとする。しかし、そこへ皇帝・李世民が現れた。皇后に冊封するとの聖旨も下されぬうちに、楊妃が皇后の褘衣を作らせていたと誤解した皇帝は憤り、楊妃は誤解を晴らすために自害しようとする。責任を追及された卓錦娘は苦し紛れに、褘衣を作らせたのは安氏だと嘘をつく。