第5話  再会の光と影

huukikasho_05.jpg 11年ぶりにあった父親に親子の名乗りを拒絶された琉璃は、客のふりをして如意衣装店を訪れた。伯父に迷惑をかけないよう名乗らず店を去る琉璃だったが、安四郎は客が琉璃だと気づくと急いで後を追う。再会を心から喜ぶ安四郎は一緒に暮らそうと言うが、伯父を罪人である自分の巻き添えにすることを恐れる琉璃は、母の遺言どおり西州に行くことを望む。西州に行くめどが立つまでは玉児と名を変えて、店を預かる阿霓と暮らすことになった。