第19話  東宮(とうぐう)での腕比べ

huukikasho_19.jpg 武才人と豆子と裴行倹の連携で皇太子の傷は徐々に癒え、体力も回復してきた。しかし、再び曹王に命を狙われることのないよう、回復は内密にし、重体を装い続ける。腕比べで裴行倹が勝利を収めさえすれば、皇太子の身辺も多少安全になるはずだ。曹王が東宮に送り込もうとしている蒲巴弩は、武術の実力においては裴行倹の敵ではないが、東宮に間者を送り込む機会を曹王がみすみす手放すわけがない。腕比べは裴行倹の優勢で進んでいったが...。