第32話  霊薬と毒薬

huukikasho_32.jpg 死を予感した皇帝・李世民は、改めて後継者として皇太子・李治を指名する。このままでは皇帝に即位する望みが絶たれると、焦る曹王。一方、病床に伏せる琉璃を陰ながら支える裴行倹は、街の名医から薬をもらい、順子を介して琉璃に与える。その名医を訪ねる裴行倹の姿を蒲巴弩が目撃、「裴行倹には想い人がいて、治療のための薬を名医からもらっている」と曹王に告げる。これを知った曹王は、裴行倹を操るため、新たな陰謀をめぐらす。