第37話  届かぬ想い

huukikasho_37.jpg 李世民が崩御し、李治が新皇帝に即位する。裴行倹が持ち帰った薬草のおかげで一命を取り留めた琉璃。李治は昏睡状態が続く琉璃を後宮に移し、手厚く看病していた。琉璃と裴行倹の関係に気づいた李治は、謁見を求める裴行倹を避ける。やがて琉璃が目覚めると、安氏の冤罪を晴らすことを約束し、琉璃を妃嬪に封じることを告げようとするが、琉璃が願い出たのは、出家して武媚娘のそばに仕えたいという思いがけない要望だった。