第5話  

tenryuhachibu_05.jpg 段誉(だん・よ)に弟子入りしろと迫る岳老三(がく・ろうさん)。何度断っても聞く耳を持たず、理屈の通じる相手でもない。困り果てた段誉は一計を案じるのだった。同じ頃、喬峯(きょう・ほう)は、丐幇(かいほう)の仲間たちを従えて雁門関(がんもんかん)へ。遼の軍勢と対峙する韓(かん)将軍に加勢しようというのだ。精兵ばかりをそろえた遼軍に、宋軍は数でも劣っている。この劣勢を跳ね返すため、喬峯は敵将・耶律涅魯古(やりつ・デルク)をおびき出す策に出る...。