第1話  

kojouhei_01.jpg 若くして帝位を継承した北宋皇帝・趙禎(ちょうてい)は、生き別れとなった実母を思い心を乱す。乳母の許(きょ)氏を問いただし、実母・李蘭恵(りらんけい)の現況を聞いた趙禎は、夜中に宮中を抜け出し実母の暮らす場所へと馬を走らせる。李蘭恵は喜びに胸を震わせるが、亡き先帝を祭る雅楽の音色を耳にして、趙禎が息子ではなく皇帝であると思い知る。